SECRID ~ 旅の始まり
日々使う品への見方を変える創造の旅 。
「カードプロテクター」は2009年に発売されましたが、Secridの旅はその10年前に始まっていました。1990年代に、オランダに電子決済システム導入されたことで、人々は現金よりもカードを利用するようになり、ポケットの中身も変化しました。Secridの前身であるデザイン会社Spiridは、その変化に注目し、1997年、初のミニマル・ウォレット(必要最低限の機能を備えた財布)「Secridボディカード」を発売しました。
オランダの大手銀行グループINGをはじめ、Maxi Cosi、Quookerへのデザイン提供を中心としていましたが、2000年代はじめに、スマートフォンの登場したことで、人々のポケットの中身が再び変化しました。ほぼすべての必要書類はポケットサイズになり、持ち物のボリュームは小さくなりましたが、その重要性はかつてないほど高まったのです。
2008年、欧州金融危機でデザイン提供の依頼は減少しましたが、25年間培ってきた経験と共有した時間を基に、人々のポケット中身の変化を捉え、独自のブランドを立ち上げるという夢を現実にする時がきました。この瞬間、サイド・プロジェクトであったミニマル・ウォレットがついにSecridの中核となったのです。
A community built on creativity driven by values
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プライベートな始まり
Secridの歴史は、実は1979年5月4日に始まっています。マリアンヌ・ファンサッスファンイセルト (Marianne van Sasse van Ysselt)(14歳)とルネ・ファンヘール (René van Geer)(17歳)が出会い、交際を開始した日です。
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創造性
マリアンヌとルネは、保育士や化学者としての勤務したのち、マリアンヌはファッション(ファッションアカデミーとシャルル・モンターニュ)、ルネは工業デザイン(デルフト工科大学)を専攻し、クリエイティブなコースを開始しました。
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ハビタット・コンテスト
1986年、デザイン・コンペティションで優勝。 1986年、彼らはデザインコンテストに優勝し、ロンドンにあるハビタットの創業者、テレンス・コンラン卿のデザインスタジオを訪れました。このことは忘れられない経験となり、彼らが「いつか」実現したいこと、すなわち自分のクリエイティブ・スタジオとブランドを持つことが明確になりました。
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デザインスタジオ
NHTMでの仕事に加え、ルネはパートタイムでフリーランスとして働きました。最初の社員が入社すると、彼のフリーランスの仕事はデザインスタジオに変わりました。1990年1月1日、この事務所はDSI(Design & Styling for Industry)と命名されました。マリアンヌは、この年の暮れには入社する予定でした。
会社経営
RJ van Geer Beheer BV(アールジェイ・ファン・ヘール社)
Marianne van Sasse van YsseltとRené van Geerは、それぞれRJ van Geer Beheer BVの50%株主です。この会社は、SPIRID Creation BVおよびDSI Holding BVの唯一の株主です。彼ら二人は、SPIRID Creation BVの取締役です。DSI Holding BVの取締役は、RJ van Geer Beheer BVで構成されています。
DSIホールディングBV
DSI Holding BVは、Secrid BVとSecrid Retail BVという2つのBVの単独株主です。マリアンヌ・ファンサッスファンイッセルトは、DSIホールディングBV両社の取締役を務めています。